「雨」

今は梅雨時の真っ只中。
雨というと、うっとおしいイメージがあるけれど実は僕は、意外と雨の日が好きだったりする。
日ごろ慌ただしく動き回り、ゆっくりと物思いにふける余裕もない時に朝から雨が降っていたりすると、気持が落ち着き、肩の力が抜け、ふうっと漏らす吐息に乗ってイライラやソワソワが吐き出される気がする。
(かなり気のせいかも)

とはいうものの、自宅から出て雨にさらされるとやっぱり雨はうっとおしいかも。
ちなみに僕は傘が嫌いです。
持ち歩くのもめんどくさいけど行った先々で置き忘れてしまうから。

そういえば、小学生のころ傘を持たずに登校し帰りに雨が降ってるとおふくろが迎えに来てくれたことがあった。
あんときは妙にうれしかったなぁ。

うちの子どもは雨の日にカッパと長靴で水たまりをバシャバシャ歩くのを楽しんでいる。
女房はもちろん叱る。子どもはそれでも楽しそう。平和な風景である。

平和といえば日本ほど平和と豊かさを享受している国は少ないだろう。
アフリカには平均寿命40歳、5歳未満で亡くなる子どもが世界一多いという、平和と豊かさとは全く縁のない国がある。
政治の重要さと政治のむなしさが凝縮したこの国に未来はあるのだろうか。

政治は国のかたちを変える。
内戦により国の体をなさなくなることもあれば、政治により平和と豊かさをもたらすこともできるのだ。
ないものや不満に対して文句を言うだけではなく、あるものやできることを考え行動すれば建設的な未来は見えてくるはずだ。

我が国は平和すぎ豊かすぎでおかしくなったという人もいる。
ない幸せとある不幸が存在するのだという。

一昔まえ、「ブッシュマン」という映画があった。
文明もなく貧しくても仲良く幸せに暮らす人々。
ある日、空から(飛行機から)コーラの瓶が落ちてきた。
何に使うのかわからないブッシュマンだったが何かと便利に使える代物とわかったとたん、たちまちみんなで取り合いになり喧嘩が始まった。
こんなものがあるからいけないんだとブッシュマンは地の果てまで歩いてコーラの瓶を捨てにいくという物語。
・・・これがない幸せとある不幸の一つなのかもしれない。
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